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パターソン (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パターソン
Paterson
監督 ジム・ジャームッシュ
脚本 ジム・ジャームッシュ
出演者 アダム・ドライバー
ゴルシフテ・ファラハニ
撮影 フレデリック・エルムズ
編集 アルフォンソ・ゴンサルヴェス
公開 アメリカ合衆国の旗 2016年12月28日 (限定公開)
日本の旗 2017年8月26日
上映時間 118分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ドイツの旗 ドイツ
フランスの旗 フランス
言語 英語
製作費 5,000,000 dollars[1]
興行収入 世界の旗 $9,595,362[2]
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $2,152,738[2]
日本の旗 1億2000万円[3]
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パターソン』(原題:Paterson)は、ジム・ジャームッシュ監督による2016年の映画アダム・ドライバーゴルシフテ・ファラハニ主演。第69回カンヌ国際映画祭オフィシャルコンペティション出品。日々の出来事を秘密のに書きとめることを楽しみとするバス運転手のパターソンの何気ない日常を描いた作品。

あらすじ

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ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソンは、妻ローラと二人暮らしで、日々考えついた詩をノートに書き留める詩人でもある。 彼は愛する妻との平凡な暮らしを大切にし、仕事は淡々とこなし、夜には犬の散歩に出かけて途中のバーで一杯のビールを飲む習慣を持つ。妻のローラはギターを習い始め、カップケーキを作って市場に出している。彼はそんな妻の姿を微笑ましく見つめ、妻への愛と感謝の気持ちを新たにするのだった。 ところが、二人して映画を観に出かけた夜、帰ると犬のいたずらで詩のノートが粉々になる、という事件が起きる。翌日は日曜で休日だが、まだショックから立ち直れないパターソンが一人散歩に出てベンチに座っていると、一人の日本人男性に声を掛けられ話し込む。共に敬愛するパターソン出身の詩人の話をし、男はパターソンに一冊のノートをプレゼントして「白紙のページに可能性が広がることもある」と言い残して去った。月曜日になり、パターソンの詩に支えられた新たな日常が始まる。

キャスト

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スタッフ

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  • 監督:ジム・ジャームッシュ
  • 脚本:ジム・ジャームッシュ
  • 美術:マーク・フリードバーグ
  • 衣装 :キャサリン・ジョージ
  • 音響:ロバート・ハイン
  • 撮影:フレデリック・エルムズ
  • 編集:アルフォンソ・ゴンサルヴェス
  • 音楽:Sqürl(ジム・ジャームッシュ、カーター・ローガン、シェーン・ストーンバック)[4]
  • プロデューサー:ジョシュア・アストラカン、カーター・ローガン
  • エグゼクティブ・プロデューサー:ダニエル・バウアー、ロナルド・ボズマン、ジャン・ラバディ、オリヴァー・シモン
  • 提供:アマゾン・スタジオ、アニマル・キングダム、インクジェット・プロダクションズ、K5フィルム、Le Pacte
  • 配給:ロングライド(日本)、Le Pacte(フランス)、Mongrel Media(カナダ)、Filmcoopi Zürich(スイス)[5]

各国の上映

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  • フランス:2016年5月16日 (カンヌ国際映画祭) 、2016年12月21日 (一般公開)
  • カナダ:2016年9月 8日 (トロント国際映画祭) 、2017年2月3日(一般公開)
  • ドイツ:2016年11月 17日
  • ベルギー:2016年12月7日[6]
  • スペイン:2016年12月7日
  • スイス 仏語圏:2016年12月21日
  • スイス ドイツ語圏:2016年12月22日[7]
  • アメリカ:2016年12月28日
  • イタリア:2016年12月29日

オリジナルサウンドトラック

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  • I'm Still a Man (Lord Have Mercy)  音楽 Willie West, Leon Laudenbach, Jukka Sarapaa, Sami Kantelinen et Seppo Salmi 演奏 Willie West.
  • Soutane Ghalbha 音楽 Anooshiravan Rouhani、詩 MohamadAli Shirazi,演奏 Ahdieh Badiee
  • Blue Mode Reuben Wilson
  • Kieh Kieh Dar Mizaneh トラディッショナル曲 編曲 Javad Maroufi 演奏 Pouran.
  • Untitled  Michael Santiago Render, El-P 演奏 Killer Mike (アルバム R.A.P. Musicより)
  • The Whole Town's Laughing at Me  Marshall Sherman、Ted Wortham 演奏 Teddy Pendergrass.
  • Walk Through This World With Me  Kaye Savage, Sandra Noreen Seamons、演奏  Tammy Wynette.
  • Blue Lester  Lester Young.
  • Lonely Street   Carl Belew, Kenny Sowder William S. Stevenso 演奏 Gary Carter.
  • Margit Waltz  Jerry Brightman .
  • I'm Still a Man  Sami Kantelinen, Seppo Salmi Jukka Sarape 演奏 Willie West.
  • I've Been Workin' on the Railroad 演奏 Golshifteh Farahani.
  • Trespasser Arthur Lane 演奏  Bad Medicine.

受賞

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撮影

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映画で車を運転するシーンの撮影は、通常俳優が乗った車を牽引し動いているように見せるが、本作のバスを運転するシーンが必要になるため、トラックで牽引している[10]

データ

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  • カラー
  • 画面アスペクト比:1.85 : 1
  • サウンド:ドルビー SRD

脚注

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  1. ^ « Paterson », sur powergrid.thewrap.com (consulté le 9 mars 2017).
  2. ^ a b Paterson (2016)”. Box Office Mojo. 2010年1月4日閲覧。
  3. ^ キネマ旬報』2018年3月下旬 映画業界決算特別号 p.64
  4. ^ Josué Morel, « Poétique du vernis », sur critikat.com, 20 décembre 2016 (consulté le 9 février 2017).
  5. ^ http://www.imdb.com/title/tt5247022/soundtrack?ref_=tt_trv_snd
  6. ^ AFP, « Une bande annonce pour le poétique Paterson de Jim Jarmusch », sur rtbf.be, 16 novembre 2016 (consulté le 6 février 2017).
  7. ^ « Paterson », sur cineman.ch, (consulté le 7 février 2017).
  8. ^ « Previous years winners : 42nd annual », sur lafca.net, (consulté le 8 février 2017).
  9. ^ Etan Vlessing, « 'Moonlight' Named Best Film by Toronto Film Critics », sur hollywoodreporter.com, 11 décembre 2016 (consulté le 8 février 2017).
  10. ^ 運転のお芝居の裏側 永瀬正敏が撮ったアメリカ(282) ”. 朝日新聞. 2024年9月7日閲覧。

外部リンク

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